北海道釧路の酒蔵「福司」さんが2023年春、チャレンジブランドを立ち上げます。そのプロトタイプ版として「フクツカサ、山廃仕込み、未完成」を発売、ブランディングをコピーライターの 荒水悠太さんと一緒に担当しました。

福司初の「山廃仕込み」のお酒、これまでの福司さんとはまったく方向性の違う味で面白いです…!この山廃で使用しているのは「吟風」「山田錦」の2種類。これまで山田錦は寒冷地では生産できないとされてきましたが、北海道芦別市で6年前から試験栽培を続け、去年11トンあまりの生産に成功、北海道の酒造会社6社が試験的に醸造酒を作りました。そのうちのひとつがこのフクツカサ山廃の山田錦です。釧路をはじめ、札幌の一部の酒店でも購入できますのでぜひお試しください。

製造部長の 梁瀬 一真 さんから新しいブランドを作りたいから手を貸してほしい、というお話しをうけたとき、今挑戦しないとこの先はない、という未来を見通した視座の高さと溢れ出る熱い想いに胸を打たれ、この想いを必ずクリエイティブに落とし込んで形にして届けたい、と思いました。

まずは今年はプロトタイプ版なので、ラベルの大きさは最小限、名前も仮ネームの「未完成」としつつ、質が担保されるように和紙に金と銀インクで刷ったラベルを使用。この商品自体が営業ツールとして機能するように、見開き名刺サイズのステートメントを記載して、首からかけています。

この尊いチャレンジをクリエイティブでも支援できるように、来年春のリリースに向けて仕込みをがんばっていきます!お楽しみに。

#フクツカサ未完成