北海道釧路の酒蔵、福司酒造のチャレンジブランド「五色彩雲(ごしきのくも)」から、新作「ToyTou(トイトウ)」が2026年10月8日に発売。
クリエイティブディレクション・デザインを担当しました。

「五色彩雲」は、福司酒造が「仕込んでいるのは、100年先を想う地酒」のコンセプトのもと、北海道の新しい酒造りに挑むために2023年に立ち上げたブランドです。
ブランド名を一緒に考えるところから伴走し、これまで「Nusamai」「Ahiri」「Mashu」「Jiri」をリリース。ラベルデザインは釧路を象徴する「霧」をモチーフに、日本の伝統色を1色使ってそれぞれの世界観を表現してきました。
今回の「ToyTou」はアイヌ語で「土」と「語りかける」を意味する言葉です。北海道の酒米、酵母、乳酸菌、そしてつくり手たちが積み重ねてきた技術など、北海道の大地から生まれたさまざまな要素が重なり合い、一つの酒になる様子を「大地の折り重なり」としてラベルで表現しました。「どんな味や物語があるんだろう?」と手に取ったときに期待が生まれること、ナチュラルワインのように、食卓に置いたときにも映える佇まいを目指しています。

今回のプロジェクトを進めるなかで、ひとつの大きなテーマとして考えてきたのが、「北海道は、日本酒のフロンティアになれるのか」
という問いです
北海道の酒はまだ誰かに定義されきっていないからこそ、可能性があるし、おもしろい。その答えをひとつに決めるのではなく、「北海道の酒とは?」という問いを投げかけ続ける。そんな姿勢そのものを福司酒造のブランド資産として積み重ねていけたらと考えています。
その発信のひとつとして、五色彩雲のnoteマガジン「北海道の酒は、どこから来るのか。」の連載もはじまりました。ToyTouの裏ラベルにあるQRコードからも読むことができます。
五色彩雲のボトルの撮影は毎回、幣舞橋や春採湖、出世坂や米町公園など釧路の風景の中で行っているのですが、今回は阿寒国際ツルセンター【グルス】さんの豊かなビオトープと、阿寒町・山﨑農園さんの大地をお借りして撮影しました。土、岩、苔、水、木々など、この土地の空気感ごと伝わるようなビジュアルを目指しました。

福司酒造が北海道の風土とともに踏み出したこの大きな挑戦を、ぜひ味わうことで見届けていただけたら嬉しいです。
クリエイティブディレクション・デザイン:小野寺千穂(株式会社ワッカ)
スチール撮影:崎一馬
米・水だけではない、酵母・乳酸菌まで北海道から。これからの「北海道の酒」を問う福司酒造、新作「ToyTou」10月8日発売https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000124669.html